カリフォルニア州サンタバーバラ郡訪問団が山梨県のワイナリーと日本最大規模の水素拠点を視察

2026年3月16日・17日の2日間、米国カリフォルニア州のサンタバーバラ郡訪問団が山梨県に来訪。県のワイン産業振興に尽力してきた老舗ワイナリー「勝沼醸造」(甲州市)および日本最大規模のグリーン水素製造・利用実証拠点である「グリーン水素パーク-白州-」(北杜市)を視察しました。

サンタバーバラ郡はカリフォルニア州南部の海岸沿いに位置する、サンタバーバラ市を中心とするリゾート地域です。

サンタバーバラ郡からは、山梨県顧問であり日米姉妹都市協会理事長を務めるアントニー・アルジェイミー氏が一行を率い、同郡理事会議長ボブ・ネルソン氏ほか6名が来訪しました。

勝沼醸造の視察 ― 日米ワイン産地の連携に向けて

3月16日、一行は、「勝沼醸造」を訪問し、ワイナリー、ブドウ園などを視察しました。「勝沼醸造」は、100%国産ブドウを使用した日本ワインの生産にこだわり、日本固有の白ワイン用ブドウ品種「甲州」に特化したワイン造りを行っています。「たとえ一樽でも最高のものを」という創業以来の理念のもと、小規模ながら高品質なワイン造りを追求しています。

米国有数のワイン産地でもあるサンタバーバラ郡との今回の交流は、ワイン生産地域同士の知見共有と技術連携の可能性を探る重要な機会として、専門家の相互派遣や情報共有を通じた具体的な連携の第一歩となりました。日米それぞれの強みを活かした連携により、ワイン産業における新たな価値創出と国際的な競争力の強化が期待されます。

グリーン水素パーク-白州-の視察 -再生可能エネルギー分野での連携に向けて

3月17日には、訪問団は山梨県が推進する日本最大規模のグリーン水素製造・利用実証拠点である「グリーン水素パーク-白州-」を訪問し、カーボンニュートラル社会の実現に向けた先進的な取り組みへの理解を深めました。環境・再生可能エネルギー分野においても、持続可能な地域づくりに関する知見共有・協力の推進が期待されます。

カリフォルニア州と日本各地を結ぶ「ゲートウェイ」に

3月16日夜には、富士五湖自然首都圏フォーラム会長・田坂広志の歓迎のもと、歓迎晩餐会を開催。田坂会長から訪問団一行に対し、富士五湖自然首都圏フォーラムのこれまでの取り組みと今後のビジョンが発表されました。

「富士五湖ヤング・アーティスト・コンソーシアム」による、若い世代とアートの力を軸とした活力ある社会の創造や、「富士五湖ハイドロジェン・バレー・コンソーシアム」による、グリーン水素施策などを紹介。多様な社会実験を生み出す挑戦を通じて、政府・経済・社会の新たなパラダイムを構築していく方向性が示されました。

また、本フォーラムがカリフォルニア州と日本各地の自治体・企業をつなぐ「ゲートウェイ」として機能し、実効性ある国際協力を牽引していく構想についても言及され、参加者の関心を集めました。

また、歓迎晩餐会では、サンタバーバラ郡理事会議長ボブ・ネルソン氏より祝辞が述べられ、今後の友好関係の更なる深化と連携強化について、強い期待が述べられました。 

今後も富士五湖自然首都圏フォーラムとカリフォルニア州との連携を通じて、関係自治体・教育機関・企業が一体となり、観光、産業、環境、水素、教育など多分野にわたる協働が期待されます。山梨県は、サンタバーバラ郡の友好パートナーとして、またカリフォルニア州と日本各地の自治体・企業をつなぐ「ゲートウェイ」として、実効性ある国際協力を牽引していきます。

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