富士五湖に世界文化の中心地を創出「グローバル・ビレッジ構想」が発足。
米国10団体と地域6自治体が参画を表明

「富士五湖自然首都圏フォーラム」は、新たな国際プロジェクトとして「富士五湖グローバル・ビレッジ構想」を発足させました。若者を中心とした学術・芸術活動の拠点を富士五湖地域に設け、海外から教育・研究機関、芸術・音楽団体NPOや企業が集まるコミュニティ「グローバル・ビレッジ」を創出し、教育・研究・文化・芸術の中心地として様々な国際共同プロジェクトを実施します。

米国カリフォルニア州の10組織と、2023年8月30日に「富士五湖自然首都圏フォーラム共同宣言」を発表した富士五湖地域6自治体がすでに参画を表明しており、2024年4月に、日米共催で若者を中心としたアートイベントや、国際問題についてのディスカッションを行う会議を開催する予定です。

「富士五湖グローバル・ビレッジ構想」に参画する10の海外組織
(1)California Sister Cities
(2)Southern California Sister Cities
(3)Japan-United States Sister City Association(JUSSCA)”日米姉妹都市協会”
(4)The Anaheim University
(5)Akira Kurosawa School of Film
(6)Kisho Kurokawa Green Institute
(7)Akio Morita School of Business
(8)Carrie Hamilton Entertainment Institute
(9)The Academia Foundation Global Council
(10)MECA(Multicultural Education Conference in Anaheim)

若者を中心とした国際的アートイベントやサミットが始動

この10組織は富士五湖アカデメイア(音楽と森の美術館)に共同オフィスを置き、富士五湖地域の各施設を使い様々な国際イベントを実施する計画です。2024年4月には、「California Sister Cities」と共催し、アートの巡回展「California Young Artist Expo」や、世界中の若者が集まり環境、平和、差別、多様性などの諸課題を議論することでリーダーシップを学ぶ国際会議「California Youth Leadership Summit」を富士五湖地域を中心とした日米共催イベントとして展開させます。

カリフォルニア州内の都市・サンタモニカやロングビーチなどで巡回展を開催する「California Young Artist Expo」の様子。このイベントを日米共催として発展させ、サンタモニカ、ロングビーチなどカリフォルニア内の大都市、富士五湖、東京原宿、21世紀アカデメイアの10キャンパスでアートの巡回展を開催する予定

姉妹都市提携により「リゾートシティ富士五湖構想」の実現へ

さらに、本フォーラムに賛同する富士五湖地域の6町村(富士河口湖町、身延町、西桂町、山中湖村、忍野村、鳴沢村)を「リゾートシティ富士五湖」として、米国・カリフォルニアの観光地と姉妹都市提携を結ぶ構想も立ち上がっており、候補地には米国・南カリフォルニアのビーチリゾートであり芸術・文化の街「Laguna Beach」や、富裕層の別荘地が集積する「Dana Point」が挙がっています。この姉妹都市提携を通じて、富士山麓の市町村の魅力を世界へアピールしてゆく方針です。

2023年10月26日、本県はこの「富士五湖グローバル・ビレッジ構想」の発足式を河口湖円形ホール(富士河口湖町)で開催しました。長崎知事は「この取り組みを通じて、文化や芸術、教育や研究の国際的な活動が次々と開花し、世界とのつながりによって子ども達、若者に可能性を提供できることになります。6町村の皆様は県と連携して『開の国』の先導役として、この取組を進めていただければと思います」と語りました。
韓国、ブラジル、ベトナム、オマーンなども、このグローバル・ビレッジへの参画を予定しており、今後、世界中にネットワークを広げた活動が期待されます。

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