「第一回富士五湖サミット」を開催「21世紀アカデメイア」の学生30名が
富士五湖地域でビジネスプランを競う3日間

2023年7月4〜6日、山梨県は「学校法人 21世紀アカデメイア」と連携し「富士五湖サミット」を「河口湖音楽と森の美術館」で開催。全国4エリアに18校を構える「21世紀アカデメイア」の専門学校に在籍する学生5000名から選抜された30名が、富士五湖エリアの地域活性化につながる創造的なビジネスアイデアや未来を切り拓くソーシャル・プランを検討・発表し、競い合いました。

「富士五湖自然首都圏フォーラム」の活動の一つとして行われた本サミットで、学生たちに与えられたテーマは「『河口湖音楽と森の美術館』(富士河口湖町)の入館者をどのように増やし、この地域を活性化していくか」について。エリアや専門分野の垣根を越えたA~Fまでの6チームが、現地のフィールド調査を行ったうえでビジネスプランを練り上げプレゼンテーションを行いました。最優秀賞の栄冠に輝いたのは、映画「タイタニック」の世界観が体験できるプログラムを提案したCチームでした。記憶に残る美術館を目指し、SNSで拡散してゆく具体案も発表しました。

「河口湖音楽と森の美術館」の強みを活かし課題点の解決を目指したCチームの発表。プレゼンテーションタイトル「Welcome to the world of TITANIC」

「富士五湖サミット」21日間で行う実践体験

オンラインでのディスカッションからサミット当日まで、全21日間にわたるプログラムに取り入れたのは「21世紀アカデメイア」が提供する “チーム・リフレクション”および“プライベート・リフレクション”のメソッドです。学生たちは一つの事象や活動を多角的な視点から追体験的に振り返り、熟考を重ねながらビジネスプランを構築しました。

全21日間のスケジュール

初日 キックオフ・オリエンテーション

ビジネス・プラン中間発表に向けて、オンラインでチーム別ディスカッション

14日目 ビジネスプラン中間発表

本番に向けて、オンラインでチーム別中間発表

19日目 アートビジネス・ラボ

会場:富士五湖アカデメイア
東京・大阪・名古屋・福岡から参加者全員が富士五湖アカデメイアへ集合。チームごとにフィールド調査やビジネスプランの検討、発表準備を行う

20日目 アートビジネス・ラボ/リフレクション・ラボ

会場:河口湖円形ホール
学生自らがビジネスプランのプレゼンテーションを実施し、最優秀賞と優秀賞チームを表彰。その後、プログラム全体を多面的な視点から振り返る「リフレクション」を行う

最終日(21日目) リフレクション・ラボ

各チーム、および個人でリフレクションの発表・共有を行う。修了証書と「Five Stars Professional徽章」、学長著書の授与式に出席

視野が広がり、学生自らが成長を実感できる体験

国内外のメディアが注目するなかで実施された今回のサミット。参加した学生からも「視野が広がった」「自ら発信する意欲が湧いた」という感想が寄せられました。

新たな学びと、今まで何処かで聞いた言葉の本当の意味や重要性に気づかせてくれる濃厚な21日間でした。当初は「チームメンバーの足を引っ張らないか」など心配な部分もありました。しかし、ミーティングをするなかで不安は消え、それぞれの知識、アイデアを活かし発表に向け取り組んでいくことができました。チームで1つのものを作り上げる難しさと、だからこそ作れるものがあることを知り、また、自分が学んでいる業界以外の人と話すことで新たな気づきも沢山あり視野が広がったと感じています。就職しても、個人としての制作活動をするなかでも役に立つ、とても良い経験が出来たと感じています。

東京デザイナー・アカデミー ファッションデザイン学科(2024年4月 専門学校 東京デザイナー学院より校名変更) 渡邉 芳香さん(インタビューより改変・抜粋)

富士五湖エリアから世界で活躍する人材を輩出する

「第四次産業革命」や「人工知能革命」によって市場、産業、社会状況が激変する現在、人材に求められる能力や、必要とされる教育が根本から変わろうとしています。21世紀アカデメイアは“大学も専門学校も超える新たな学びの場”として、優れたリーダーシップを発揮し、世界で活躍する人材を富士五湖エリアでのイベント通じて育みます。

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