
2024年7月6日〜9月29日、河口湖美術館(富士河口湖町)にて「アートシティ富士五湖プロジェクト -日展の美-」が開催されました。本展覧会では、日本最高レベルの作家による新作40点を含む約100点が展示され、富士山を望む絶景の中で多くの来場者が芸術の世界に浸りました。また、日展の日本画家による「こども日展ワークショップ」も開催され、約20人の親子が日本画制作を体験しました。
日本最高峰の美術が河口湖に集結

本展覧会は、富士五湖地域のアートシティ化を実現し、「自然首都圏」として発展させるプロジェクトの一環として開催されました。展示されたのは、日本画・洋画・彫刻・工芸美術・書の5部門にわたる約100点の作品。その中には、新作40点を含む日展の最新の表現が並び、来場者は多彩な芸術の魅力を存分に楽しみました。開会式では、山梨県知事や日展関係者が登壇し、富士五湖地域の文化発展への期待が語られました。
日本画の魅力を体験「こども日展ワークショップ」

展覧会の特別企画として、7月14日に「こども日展ワークショップ in 河口湖 -涼しい絵 日本画編-」が開催されました。日展の日本画家である亀山祐介氏と能島浜江氏が講師を務め、小中学生とその親が日本画の技法を学びました。参加者は普段触れることのない本格的な画材を使用し、「涼しい絵」をテーマに作品を制作。完成した作品は7月20日から8月4日まで美術館で展示され、多くの来館者が子どもたちの力作に目を留めました。
芸術文化が息づく富士五湖の未来

本展覧会は、単なる美術展示にとどまらず、地域文化の発展や教育の場としても大きな役割を果たしました。会期中には多くの来場者が訪れ、富士山の麓で日本美術の粋を堪能しました。「こども日展ワークショップ」をはじめとする体験型イベントも成功を収め、地域の子どもたちにとって貴重な学びの機会となりました。これからも富士五湖地域がアートの拠点として発展し、国内外の多くの人々に芸術の魅力を届けていくことが期待されます。